久しぶりにジロさんを洗ってみました。
この寒空にお風呂。。。ご老体には堪えるかなぁーと思ったのですけど
思い立ったが吉日と思い、狭いお風呂場に温風ヒーターを持ち込んで挑みました。
お風呂が大っきらいなジロさん。
私がバスタオルを持って近づくだけで警戒してしまいます。
入っちゃえば結構気持ち良さそうにしているのですけど
いつまでたってもこればっかりは慣れないみたいで、湯船につかったとたんに『ジョー。。。』
そんなに怖いのかしらね、お風呂が。
私は洗いたてのジロさんの首の下の白い毛が大好きで
洗いたてのふわふわの毛をさわるのを楽しみにしているのですけど
ジロさんにとっては拷問のようなものみたいです。
写真は洗い終わった直後のジロさんです。
どうも、濡れた状態の犬ってふわふわの毛がぺたっとしてしまってちょっと貧相に見えますよね。
お腹のbebeさんは無事15週目を迎えました。
この前の検診では元気な心音と元気に動くbebeさんを見れてちょっと感動。
まだ胎動を感じられないので実感がわきにくいのですけど
検診に行ってエコーでbebeさんを見られるのがとってもうれしいです。
ただ、bebeさんは私たちに見られていることがわからないので
ちょっと覗き見しているみたいな感じですね。
お医者さんに行かなくてもbebeさんの動きを感じられるようになるのが今からとっても楽しみです。
楽しかったグルノーブルの生活も終わり、帰国してやっとPCの前に座ることができました。
帰国前のフランス旅行のことも後々Upしますね。
さてさて、帰国してから一番気になっていたジロさんにやっと会いに行くことができました。
暑い中、死体のように寝っころがっていましたが元気でした♪
今年の日本の夏は厳しいのでもっとぐったりとしているのではと心配していましたが
18歳という年齢を感じさせない動きでだんな様にタックルしてきました。
でも、跳ね返ってドタっと倒れてましたけど。。。
自分の歳を考えて行動して欲しいものです。

お土産はもちろんフランス製のドッグフードです。
若鶏とグリンピースのゼリー寄せなんてお洒落でしょ?
他にもラム肉や子牛肉なんかのもあるんです。
食欲がなかったら心配だなと思ったのですけど、ジロさんはおいしそうに平らげてくれました♪

でもね、でもね、ほんっとに元気でいてくれて良かったです。
もう毎日一緒にいてあげられないのがとってもさびしいけど
ちょくちょく会いに来たいと思います。

先週末、母から電話がありました。
『いいお知らせじゃなくてごめんね。』といいながら知らせてくれたのは
私が小学生のときに我が家にやってきた愛犬『ジロウさん』のことでした。
私がフランスに来るときに気がかりだったのがもう高齢の彼のことでした。
家族に迷惑がかかるのではないかということと
私が帰ってくる夏までに何があってもおかしくはないということ。
御歳18歳。
人にしたら気が遠くなりそうな高齢です。
母の知らせてくれたところによるとお散歩の途中で脳梗塞を起こしてしまって
独りでトイレに行くのも苦労するようになってしまったそうです。
こうなることも覚悟はしていたつもりでしたが
いつも獣医さんがびっくりするほど元気いっぱいだったジロウさんを見ていたら
私が夏に帰るまで普通に待っていてくれると心のどこかで思っていたのかもしれません。
母と姉にすべてを任せるということになることも考えていなかったのかもしれません。
今は、ジロウの世話をしてくれている二人に感謝の気持ちでいっぱいです。
自分で思うように身体が利かなくなったジロウさんは
それでも、自分で汚してしまった始末をしてくれる母や姉にすまなそうな顔をするそうです。
もともと、次郎は玄関にいたのですが、小さい頃から玄関を汚すことが良くないことだと
痛いほど分かっていました。
『もう、いいんだよ。汚しても大丈夫。ジロのすきにしてていいんだよ。』
と母と姉が声をかけると、ポロポロと涙をこぼしたジロウさん。
たかがペットと言う人もいるかもしれませんが
一緒に住んでいるうちに私達が伝えたいことはみんな伝わっているのだと思います。
良いことも、悪いことも。
ジロウさんをまだ咲かない桜の木の下で拾ってきてからいろんなことがありました。
初めて車に乗って胎内まで芝桜を観に行ったり
夏には川や海に一緒に行って遊んだりもしました。
ときには辛く当たってしまったこともありました。
お散歩が面倒になってしまったことも何度もありました。
でも、ジロさんはいつも変わらずに、うれしそうにそばに来てくれました。
ジロさんがそばにいてくれたことで、どれだけ助けられたか分かりません。
感謝してもしきれないくらい大切な存在でした。
きっと、ジロさんは我が家に来て楽しかったと思います。
いつも優しい母。
大好きだけどちょっと厳しい兄。
ジロさんのことが少し怖いはずなのに一生懸命お世話をしてくれている姉。
ジロさんは今もきっと幸せだと思います。
大好きな焼きプリンやアイスを食べながら
元気になって大好きなお散歩に行くことを考えているかもしれません。
。。。と、悲観的になっていましたが、たった今母から電話がありました。
なんと、ジロさんが元気になってきたそうです!

うれしい!これもがんばって世話をしてくれている姉のおかげでしょうか!
もう 感謝!感謝!です!
母の見立てでは夏までは大丈夫だから安心してなさいというほど元気になったジロさん。
獣医さんに『もう長くないから何でも好きなものを食べさせてあげてください。』と言われて
焼きプリンやシュークリームを食べているうちに元気になってしまったようです。
ちなみに、最初の写真は身体を洗われて不機嫌なジロさん。
最後の写真はあくびをしているジロさんでどちらも17歳夏のジロさんでした。
まだまだ油断はなりませんが、夏までがんばって元気でいてほしいと思います。